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2013/03/26

OpenNTF を利用すべき 5 つの理由


今日のトピックは OpenNTF です。このブログでも、Lotus 技術周りのオープンソースとして OpenNTF を何度か取り上げてきました。今日に至っては特に目新しい話ではないかもしれませんが、この OpenNTF の利用度合いが、どうも欧米の技術者と日本の技術者での温度差というかギャップがまだあるような気がするので「OpenNTF を利用すべき 5 つの理由」というお題でもっと OpenNTF を知りましょう、そして使ってみましょうという内容にしました。

OpenNTF の利用実態

まずは、感覚的なお話ではちょっとと思ったので、グローバルワイドでの OpenNTF の利用実態を知るために、ちょうど OpenNTF が先日おこなったサーベイの結果がありますからそこから見ていきましょう。特に注目は次の 2点でしょうか。

「いくつの OpenNTF プロジェクトをこれまで利用してきたか?」
の質問にはひとつから 5 個までが 60% ともっとも多く、たくさんあるプロジェクトから自分自身のプロジェクトに必要なものだけをピックアップしている感があります。

次の質問。「オープンソースからどれだけの時間が節約できたか?」
では 1ヶ月以上が 43.5% とトップ。これだけ時間が節約できるのであれば利用しない手はないなと思うのは当然のことではないでしょうか?




では日本の技術者は何故利用しないのか?

日本の技術者があまり OpenNTF を利用しない理由、それは以下の 4 つに集約できるのではないでしょうか。

1. OpenNTF 自体知らない
2. 英語だから
3. 実際の開発に使えるかどうか疑問
4. オープンソースで保証がないから

OpenNTF を利用していないみなさんはどれにあたりますか?

あるセミナーで講師をしたとき、 OpenNTF をご存知かどうか尋ねることがありました。極端な場合では、参加者の 10% 以下の方しか知らないというときもありました。まだ圧倒的に知名度がないんでしょうか。。。

知ってはいるものの英語という理由だけで敬遠されている方。今時 英語なしで IT の仕事はできませんよいっても過言ではないくらいです。これは世間のみなさんが言い始めて少なくとも 10 年ぐらいは経っているんではないでしょうか。なのでこの英語だからという問題、私は無視します。

日本全国のロータス技術者の中で OpenNTF がどの程度認知されているのか、知りたいと思いますが(非常に興味深いものになりそうですが)そういうことを調べる、調べようとする団体もないので永遠にわからない気がします。。。

残りの問題も核心へと進む中で触れていきたいと思います。

OpenNTF を利用すべき 5 つの理由

1. プロジェクトの成果物を自身のプロジェクトに役立てる
サーベイにもあるように、オープンソースを利用することでどれぐらい時間が節約できたかをみれば、だれでも一度はオープンソースを試してみようかなと思うはずです。時間を節約するために使ってみようとか、テクニックを学んでみようというのは、ユーザーがオープンソースに期待するベースとなる理由でしょう。

2. IBM との共同実験の場からオフィシャルな製品への展開
私は、Notes/Domino 8.5 以降から OpenNTF の位置づけが 飛躍的に変化しているのを強く感じるようになりました。OpenNTF では、IBM と IBM 外のコミュニティの垣根がなくなり(IBM の方が OpenNTF のボードメンバーだったり)、IBM が「先進的」に、しかも確実に近い将来、現実のものとして取り入れたい技術をこの OpenNTF の協力(言葉は悪いですが、利用して)のもと、製品となる前段階からその技術を公開し、コミュニティの中で実験しフィードバックを得る場に移行しつつあります。
端的な例として思い浮かぶのは XPages Extension Library です。みなさんもよくご存じだと思います。

裏を返せば、この OpenNTF で日々フォローすることでいち早く IBM が目指す技術に触れる機会が増えることになります。必要とあればフィードバックすることも自由です。
私たちにとって将来どういう技術がどのように実装されていくのかを事前に知ることができるいうメリットを享受できるのです。

もうひとつ、OpenNTF のポジションが変わったという点では、Domino Designer 9 Social Edition のホームで「コミュニティのリソース」としてOpenNTF が載ったことでしょう。本当の意味は私は知るすべもありませんが、これまでの Domino Designer にはなかったことで、いかに OpenNTF の存在が開発コミュニティの中で大きくなったか、そしてより重要な情報を提供するようになったかの表れだと思っています。


3. 保証がないこととクレームやフィードバックを無視することとは違う
「オープンソースだから保証がない」ということで毛嫌いされている方。その考え方はこれまで見てきた限りではあまり当を得た考え方ではないような気がします。また一般的に見てもオープンソースは当てにならないというのは過去の話になっているのではないでしょうか。

実際 OpenNTF では、プロジェクトの責任者を中心に、ディスカッションへの質問の投げかけにも非常に丁寧に対応しているのがほとんどです。一度興味のあるプロジェクトのディスカッションのスレッドを覗いてみてはどうでしょうか。

4. すべてはコミュニティのため。ありがたく使わせていただきましょう
OpenNTF のプロジェクトを見るとホントに凄いツールがいっぱいあります。完成まではフィードバックをもらいながら成熟したところで製品化して売ろうというのもなかにはなきにしもあらずですが、それでもいいものがたくさんタダで手に入ります。俺たちはこんなところで勝負してるんじゃないよというか余裕さえ窺えます。

日本ならきっと有償にして売ろうとかそのノウハウを社外へ出すのはもったいないと思うに違いないでしょう。

それもこれもコミュニティのため。同じことで悩む同胞がいるなら喜んで提供しますよというのがよくわかります。その心意気を感じながらありがたく使わせていただきましょう。(そしていつかは恩返ししましょう)

5. プロジェクトだけじゃない
OpenNTF では再利用可能なツールの提供だけではなく、XSnippets という XPages コードサンプル集、XPages.info という XPages 総合情報サイトの運営、StackOverflow という Q&A への対応、Collaboration Today というキュレーションタイプの情報サイトの運営、開発コンテストの実施など様々なコミュニティ活性化の試みがされています。
情報収集の目的だけでも OpenNTF をフォローする価値があります。

日本人による OpenNTF のプロジェクト

では最後に、もっとみなさんが OpenNTF をより近くに感じていただける注目のプロジェクトがあります。

XPages Extension Library Japan」プロジェクトは以前ブログでも紹介したと思いますが。
現在は3回目のリリース beta3 のリリースを先週行ったばかりですで、ますます活動が活発になってきています。

ディスカッションへ質問を日本語で投げかけていただけます。リリースの Readme も日本語で、その他参考 URL も日本語のサイトで情報が確認できるようにしています。

本家の「XPages Extension Library」プロジェクトは各リリース、 3 桁を簡単に超えるダウンロード数があります。開発者から注目されているプロジェクトであることが窺えますが、一方 XPages Extension LIbrary Japan は残念ながらまだ 2 桁のダウンロードしか到達していません。

このままでは、プロジェクトの継続する意味も問われ始めることが予想されます。
ここで作成したサンプルデータベースは 公開されている無料の Domino Designer 9 SE でも使用できます。是非両方ダウンロードして使ってみてください。

2013/03/21

Teamstudio Continuity のリリース

Teamstudio Inc から Unplugged の技術をベースに BCM (Business Continuity Management: 事業継続マネジメント) ソリューションがリリースされました。

http://www.teamstudio.com/en-us/continuity.aspx

日本でも 2年前の 3.11 を契機に、天災、テロなど事業継続を困難にさせる事態が発生した際、より少ないダメージでこれまでどおり事業を継続していけるのかという問いは企業規模の大小を問わずしばしば議論に上ってきたことでしょう。

海外では BCM のイベントが各地で開かれるようになるほど脚光を浴びている分野のひとつです。今週は、IBM Connect の開催された米国オーランドで、このBCM のイベントが開かれ盛況だったようです。Teamstudio Inc もイベントに参加、今回リリースした Teamstudio Continuity の評判も上々だったと聞いています。

BCM の中核になるのは、BCP (事業継続の為の計画作成)が中心となる訳ですが、不測の事態が発生した際、その計画に従って、社員ひとりひとりが決められたタスクのガイドラインに従って的確に行動がとれるようスマートフォンの中に BCM に必要な情報を常に最新の状態で、オフラインでも参照できるようにというのがこのソリューションの狙いです。

Teamstudio Unplugged は Notes/Domino ユーザーがノーツデータベースをモバイル化する開発プラットフォームとしてリリースしました。Teamstudio Continuity はその技術を使い、開発プラットフォームのみならず、利用できるコンテンツ、さらにそれを動かすクラウド環境も一緒にご提供するソリューションになっています。

Unplugged 同様、無料でアプリをダウンロードしてデモを体験できます。
https://itunes.apple.com/jp/app/teamstudio-continuity/id615489788?mt=8

2013/03/13

Ytria EZ Suite 11 のリリースと新機能

先週末に Ytria ツールのメジャーリリース v11 が公開されました。
ユーザーの皆様には先週末に Ytria 社から Eメールで、v11 の新しいライセンスキーとともにお知らせが届いていると思います。突然の英語メールで驚かれた方もいると聞いています。その点に関して弊社からのフィードバックを受け Ytira 社からのお詫びと今後日本のお客様には日本語でのご案内ができるように前向きに対処する旨の合意がいただけました。なにぶんシステム的なこともありますので、確約はできませんが、次回には改善されるよう弊社からもサポートしていく予定です。

さて、今回発表された新機能の内容については、英語のページですがこちらにまとまっています。
http://www.ytria.com/WebSite.nsf/WebPageRequest/EZSuite11en?OpenDocument

ひとつひとつのツールの機能拡張については、先のリンクから確認してください。
ここではツール群に共通して機能拡張された項目について今回は日本語でご紹介したいと思います。

NAB Presence Checker (アドレス帳存在チェック)
ツールの中でユーザー名が情報として出てるものがよくあります。下のスクリーンショットは aclEZ のものですが、ACLエントリに設定されている名前がアドレス帳に存在するかチェックするものです。オプションから「アドレス帳存在チェック」をオンにしておくと、存在しないエントリが赤く表示され一目でわかるというものです。

  • scanEZ
  • aclEZ
  • agentEZ
  • signEZ

に搭載されています。

機能制限の設定
大規模なYtria ユーザーの中で特定のユーザーにはツール上でフルアクセスアドミニストレーションの機能を使わせたくないとか、ツールの中での機能を制限したいという声をたまに耳にします。
この機能制限の機能は、Key Depository を使ってライセンスキーを管理されている企業様に限って、機能制限用のライセンスキーをそれぞれのユーザーに付与するという機能が追加されました。まだ日本のお客様で Key Depository を使って Ytria ツールのライセンス管理をされているお客様はいないと聞いていますが、Key Depository を使ってライセンスキーを管理すると、こういうこともできるようになります。

制限できる機能は

  • ID の切替
  • フルアクセスアドミニストレーションの使用
  • 変更ログ使用の強制
  • 変更ログないのコメント入力強制

などがあります。

ID の切替機能
ツール使用時にそのセッションのユーザー IDを切り替えることができます。
 セッションとは。たとえば、scanEZ をふたつ起動し、片方は自分の ID、もうひとつは ADMIN の ID で起動しておくといったことができます。(同じツールを複数起動できます)



変更ログシステムの大幅な機能改善
前回のリリースに比べこの変更ログシステムがかなり機能強化されています。
ユーザーが行った処理の情報をより詳しく記録するようになりました。そして、変更ログの記録を強制させることや、変更に対してユーザーがコメントを入力できるようになっています。


変更ログのコメント入力





グリッドフィルタリングに日付、時刻、数値が追加
ツールで表示されるグリッドの情報は列ごとに値をフィルタリングできるようになっていますが、より正確を期すため日付、時刻、数値といった型を厳密にみてフィルタリングできるようになりました。


セル/グループの形式のカスタマイズ
表示されているグリッド列から、そのセルの表示形式をカスタマイズすることができるようになりました。

次の例は日付が表示されているセルに対して表示形式を変更するダイアログです。

例としては日付を年月(YYYY/MM)に表示をカスタマイズして、それをグループにすると年月で情報がまとまって表示されます。



XML 出力
これまであった出力機能にさらに追加。
右クリックのグリッドメニューからファイルを出力を選択して XML への出力することができるようになっています。

垂直カラムタイトル(F11)
表示されているグリッドの列の幅が狭いため情報が多いグリッドではどの列がどの情報なのか一目でわからないのがちょっと難点でいたが、F11キーを押すと垂直に列タイトルが表示されたり、消えたりと切り替えることができるようになりました。

インライン製品ツアー
F12キーを押すと、製品の機能についてのTips / 説明がインラインのダイアログで表示されるようになりました。F12キーを押し続けると次の機能へ順に移っていきます。



以上が Ytria EZ Suite 製品全体に組み込まれた新機能です。これに加えてそれぞれの製品の機能拡張もありますので、個別の内容をお知らせできるまでは本家のページでご確認ください。
http://www.ytria.com/WebSite.nsf/WebPageRequest/EZSuite11en?OpenDocument


最後になりますが、ユーザーインターフェースの日本語化は現在 v11 のものを作成中です。完成次第、その言語ファイルを公開いたしますのでしばらくお待ちください。






2013/03/08

これからのNOTESモバイルアプリはこう作れ

昨日のセミナー、『他社はもう実践している!「Lotus Notes/Domino」資産のスマートデバイス活用』で私が担当させていただいたセッションのスライドを Slideshare.net に公開しました。

私のセッションの前半では、モバイルアプリの開発に焦点をあてた話をさせていただきました。
今年のトレンド。XPages + Responsive Web Design。これできまりです。

後半の Teamstudio Unplugged もみなさんに興味を持っていただいたようです。
スライドの最後にもありますが、参考 URL をたどっていただくと、Unpluuged をダウンロードして実際動かしていみることもできるようになります。
開発の為の資料や参考になるビデオ、部品などなどこのスライドを見ていただければわかるようになっていますので是非トライしてください。