slack

テクてく Lotus 技術者 Slack に参加しよう!

2014/02/20

Ytria EZ Suite 12 が 3 月にリリース予定

Ytria のニュースレターを購読されている方なら既に一報が入っていると思います。この3月に EZ Suite のメジャーリリースがリリースされます。
http://www.ytria.com/URLRef/14news02/webnews?rqn5C152


まだ実物を見ていないの正確にお伝えすることはできませんが、ニュースレターの内容を見ると新たに「自動化」(Automation) の機能が追加されるようです。
「自動化」とは?
ツールを使用する際、この自動化によってユーザー自身でマクロを作成できるようなり、繰り返し行いたい作業をこのマクロを登録、呼び出すことでいままで個別で保存していたような内容を自動できるというもの。これがすべてのツールで使用できるようです。

加えて、この v12 では
  • グリッドの内容を Excel のネイティヴ形式にエクスポート可能
  • HTML やリッチテキストフォーマット内グリッドコンテンツにコピーペースト可能
  • scanEZ を使って文書全体に対して検索置換が可能
  • scanEZ で文書レベルの暗号化が管理できるようになる
  • viewEZ と databaseEZ で ビュー/フォルダーの索引のサイズを確認したり、索引を削除できる
  • databaseEZ でデータベースタイププロパティを確認したり変更可能
  • databaseEZ ですべてのデータベースの暗号化の状態を確認可能
  • databaseEZ で複数のデータベースのユーザー利用状況を表示したり、ユーザー利用状況の記録オプションをオン/オフに設定可能
  • replicationEZ でレプリカ間の文書および設計の追跡が可能
  • aclEZ でACL エントリの検索と置換が可能
  • aclEZ でグループナビゲーターとアドレス帳存在チェックの改善
  • scanEZ で文書検索のスコープの制限
などが挙げられています。
ツールを使用していて、こうだといいのにと思うようなところがかなり網羅されている感じがします。

個人的には特に scanEZ の文書全体に対しての検索が可能になった点に注目しています。これまでのリリースではある特定のフィールドにある値に対して検索がかけられたのですがこれがフィールドを特定せず文書全体にまで広がったこと。これで Teamstudio Configurator は開発専用(設計中心)、scanEZ は管理専用(文書データ中心)の棲み分けができたのではないでしょうか?

あとは databaseEZ のユーザー利用状況がどのように表示されるのかも注目したいところです。

日本語化の作業もこのリリースに合わせて前もって行います。
日本のユーザーの方には英語版(グローバル版)リリースと同時に日本語ローカライズも完了した形でお手元にお届けできる予定です。

楽しみにしてください。

2014/02/03

IBM Mail Next

IBM Connect 2014 の基調講演でアナウンスされた IBM Mail Next。会場で発表された直後は、斬新な UI、革新的なコンセプトに度肝を抜かれ、と同時に、メッセージングとしての Notes/Domino は終焉なのか?iNotes は?などなどたくさんの疑問が頭をよぎった瞬間でもありました。(私だけでなく会場内の聴衆者の頭の上にたくさんのはてなマークが見えたような気がしました)

Connect 期間中はみな Mail Next の話題を口にするものの、確かなことを知る機会もなく、モヤモヤのまま帰国し、ちょうど発表から 1 週間経ったところです。
帰国してから糸口を見つけようとすぐ海外のメディアやブログをチェックしましたが、やはりどれもまだ Mail Next がどんなものかを計り知ることは難しいようです。

はじめてのソーシャルメール、次世代の Web メール

これまでも「... Next」で出てきたものは最終的に何らかの製品になってリリースされているので、「IBM Mail Next」が製品そのものとしてそのままの名前でリリースされるとは思いません。「IBM Mail」となる可能性は大ですが。むしろ現時点では、Mail Next は以前 Project Vulcan で語られたような構想、コンセプトに近いものだと考えています。Vulcan のときと違うのは、具体的な対象とリリースのスケジュールがすでに明確になっていることです。それに比べれば今回はより具体性のあるアナウンスだったということです。

IBM Mail Next を簡単に表現すると、「ソーシャル」ライクな要素とアナリティクスを駆使した革新的なメールエクスペリエンスを提供する次世代の SaaS 型 Web メールといえます。では、これまでわかっていることを整理したいと思います。
次のスクリーンショットが基調講演でもお目見えしましたが、これはダッシュボードの部分です。

ダッシュボードをみると


まず、上段に人のプロフィール写真が並びマウスをフーバーすると、ミーティング招集、チャット、メール、コミュニティへの招待、ファイル共有などの丸いサークルがプロフィール写真の周りに出てきます。これで人を中心としたアクションがとれるようになっています。
その右側にはメールのインボックスへ飛ぶ丸い「Inbox」サークルボタン。
中段には今日一日のスケジュールが一目でわかる「Day At A Glance」ビュー。中段右には次のミーティングのタイトルと参加者のプロフィールが丸いサークルで表示されています。右角をクリックすると、フリップしてミーティングの詳細が表示されます。

下の段は、ユーザーが取るべきアクションをカード形式で表示されていますがタスクが表示されているのが見て取れます。

Mail Next はタスクに優先付けしながら日々の仕事をより効果的に管理できるよう支援するものをめざす、まったく新しい次世代のメールとなるはずです。

メールのミュート

下のスクリーンショットを見てもらうと、インボックスに切り替えるとメッセージが一覧で表示されるいるのがわかります。基調講演でデモされ語られたのはメールや会話(スレッド)を「ミュート」するという内容。
ある人からのメールの一覧が表示されるなか、ひとつのメールを差し、「ここでメールを削除したくないのミュートします。。。そして後でフォローアップします」というフレーズとともにメールスレッドの中から消えていきました。メールをミュートするというのはいったいどういうものなのか今の私の頭では理解できません。単にフォローアップのフラグを立てるのであればわかりますが。。。これもなにか新しい仕掛けがあるに違いありません。

組織チャート

また、あるメールに関与する(おそらく To やら CC に入っている)ユーザーの自分から見た簡易組織図がポップアップで出てくる機能も紹介されました。これも組織の階層情報をどこからもってくるのかなどの疑問が残ります。面白いことに、IBM Connect に参加されている日本の方からの意見では、日本の企業では役職の上下関係など表示の仕方に問題がでるかもしれないという話でした。ソーシャルへ舵取りをする、ソーシャルを取り入れる企業が上下関係で云々といっている時点で先に進めないし Mail Next を使う必要も効果もないと思いますが。

Connections か Notes/Domino か?

この IBM Mail Next は Connections 傘下の製品になるのがおおかたの予想です。Connections 製品になるとはっきり名言しているメディアもありました。
とすれば、Notes/Domino 9 Social Edition の後継ではなく、Mail Next は Notes からまったく独立したものになると考えられます。しかし、Notes のメールも「バックエンド」システムのひとつとして連携できると発表されているので、Notes のメールを API を通してこの Mail Next とシームレスに連携できるようにするのではないかと思われます。

クラウドとオンプレミス

IBM Mail Next は最初のベータはクラウドのみの提供になるものの最終的にはオンプレミスでも OK ということです。もちろん、IBM の CloudFirst 戦略(今回初めて聞きました)を一番に推していることからクラウドでの利用がほとんどになるのではと推測しています。


以上が私の中でこれまでわかっていることのすべてです。なんとなくではありますが、IBM が目指す方向は見えてきますが、実際動かしてみないとわからないことばかりなので、当面は今年の夏移行予定されているベータで確認してみないとわからないというのが率直な私の現在の感想です。
しかし、メディアや専門家からはこの次世代メールに関しておおむね好意的なフィードバックが寄せられていることを付け加えておきます。

さて、みなさんはどんな感想をもちましたか?ご意見ご感想ありましたらコメントに残しておいてください!